くすぐり処刑本編の最後の場面から一年後、女王の暴政に堪えかねた民たちと、現状を憂いていた貴族たちが一斉に蜂起した。それと同時に王国の隣に接する帝国(大国)が、貴族たちを支援することを表明する。そして、あっという間に女王は捕らえられ虜囚の身
となる。
それからは、今回蜂起した貴族たちの中心人物であり王族の血を受け継いでいる人物が新たな王となり、徐々に国政を安定させていくことになる。
王女の暴政に手を貸していた貴族たちは、その罪に応じて罰を与えられた。領地を没収された者もいれば、処刑をされた者もいた。そして、罪の追及は貴族の令嬢にも及んだ。
王女の寝室から、ある一体の石像が発見されたのだ。帝国の宮廷魔導士が調査したところ、何とそれは生きた男性だということが判明した。そして、王国より遥かに魔法研究が進んでいる帝国の魔法により衝撃の事実が判明する。
帝国の魔法には「その場で起こったことを数年前まで遡って見ることが出来る」というものがあった。この魔法を使用することにより、その男性は、くすぐられながらの射精を強いられていたことが分かったのだ。さらに王宮中で魔法を使用すると、貴族の令嬢たちもこれに加担していたことが判明した。
最終的に、この男性が国を憂いて王女に進言しようとしたところを婚約者に裏切られ、令嬢たちにも馬鹿にされながら、卑劣な方法により石化させられたというのが明らかになり、それが明らかになった時、あまりの残酷さに国中の貴族と民の怒りが爆発した。
そして捕らえられる令嬢たち…。令嬢たちにも罰が与えられることになる。ただし、他の貴族たちと同じように、罪に相応する罰が与えられることになった。
令嬢たちは、どうなるのだろうか?
この物語は、そんな令嬢や王女たちの、その後を描いた物語である。
今回は、そんな令嬢たちのお話……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-02-13 23:20:35
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会話率:37%