千の魔物を率いるゴブリンの王ゴブスケは、交易都市国家アマエルガルを占領した。ゴブスケはこのアマエルガルを魔物と人間がとも共存する都市へとするべく、街を発展させるのだという。
アマエルガルの守将であり聖騎士として名を馳せていたアリエスは、
占領後も市民を守るために降伏し、さらにはゴブスケから求婚を受け、王妃となる。
しかし、この婚姻にはいくつかの問題があった。
「俺はゴブリンの亜種で淫紋ゴブリンという種族なのだ」
「俺は今はゴブリンであるが、実はニホンという国で生きていた人間が転生した姿なのだ」
こうして二人は表では都市国家の名君とその妃として、裏ではとても一般市民には公言できないような文化発展に邁進していくのであった。
不定期更新です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-22 23:00:00
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