女と男の物語。
1)ヴァイオリニストの七海は、大学時代に心の支えとなった世界的指揮者ケヴィンと再会、その日にケヴィンに誘われるまま一夜のアバンチュールを、二話パラレルで。
2)美術館で偶然声をかけられた男性と一夜のアバンチュールを。女性目線
と男性目線の二つパラレルで。
3)クライアントと肉体関係を結んだ女の恋の哀しい物語。
三つの物語り。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-03 18:17:58
43651文字
会話率:30%
「鈴香、別れて」
三十歳の誕生日前日、高級ホテルのラウンジで待つ冬野鈴香の前に現れたのは、若い女を連れた彼氏だった。一方的に別れを告げられ、失意の中、雨に打たれ、あてもなく歩く鈴香は、冴えない男とぶつかり転ぶ。ずぶ濡れになり地面へと座り込
む鈴香に、差し出された優しい手。縋るように、男の手をとった鈴香は、誘われるまま、彼のバイト先だというBARへと向かった。
お互いの失恋話を話す内に、意気投合した二人は、酔った勢いで一夜を共にする。童貞だと言う男の弱みにつけ込み、十年連れ添った彼を忘れるためだけに、身体を重ねる鈴香。名前も知らない彼とは、もう会うことはない。一夜のアバンチュールのつもりだった。しかし、春となり、思いもよらない再会を鈴香は果たす。
鈴香の勤める製薬会社の営業に配属された新人『橘真紘』。営業補佐として働く鈴香の元に挨拶へ来た橘を見た時、一夜を共にした冴えない男の姿が、鈴香の脳裏をよぎる。目の前で笑みを浮かべる国宝級イケメン『橘真紘』とは、似ても似つかない。それなのに感じる既視感。その理由を、鈴香はすぐに知ることになる。冴えない男こそ、橘真紘だったのだ。
「冬野先輩、俺が陰キャの童貞だって信じてたの?」
仲間と賭けをしていたと、あの夜の真実を話す橘に、怒りを露わにする鈴香。しかし、橘から事後の写メを見せられ脅迫される。
「彼女になってよ、鈴香先輩。俺の自尊心を満たす彼女に」
脅迫に負けた鈴香は、橘と恋人契約を交わす。気まぐれな橘に弄ばれ、振り回される日々が始まる。
果たして、鈴香は、自分をだまし、弄んだ男、橘に心を開くのか?それとも____
振り回し系、羊の皮を被った年下男子× 徐々に恋を自覚する、意地っ張り年上女子のジレ恋。
はじまり、はじまり。
※こちらの作品は、他のサイトにも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-23 20:36:32
128865文字
会話率:37%
幸せな結婚生活を送っていた若妻が旅先で自分と似ている女友達と入れ替わり一夜のアバンチュールを楽しんだところ、そのまま取り残されてしまい、その館で調教され娼婦として働かされる羽目に。彼女が解放され帰国し愛する子供と夫に再開するには、ある条件
をクリアする必要があった。
※書きながら修正していきます。推敲中のものでよいという方はお読みください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-11 02:28:06
19828文字
会話率:42%