彼女持ちの佐久間はどうしてこんなにも美しいのだろう。白磁のような肌、艶やかな黒髪、純真な瞳のかがやきを損なわせない、銀縁眼鏡の存在……。
仕事帰りに佐久間に呼び出されたあたしは彼が彼女と別れたことを打ち明けられる。はいはいサシ飲みでちょ
っと女をつまみ食いしようか的なルート。この手の意図に気づかぬほどあたしはにぶちんではない。ざーんねん、あたしはそんなヤリマンじゃないんだから!
ところが佐久間はあたしの偏見を跳ね除け、
「会社で、不埒な目線を投げかけられたら気づけよ。――おまえのそのフォーマルな正装をひんむいて、股のあいだに顔を突っ込みたい輩はおれひとりじゃないってことに」
フリーになった佐久間に好きだー! と伝えられればそれで終わるストーリーのはずが、チワワ系ワンコな後輩、果てにはライバル美女まで登場して、あたしたちの関係をしっちゃかめっちゃかにかき回す。――神様、あたしにハピエンをちょうだい!!
■台風被害の描写、トラウマ描写、第二部からエグい描写があります。
■本番行為を含む話には『*』マークをつけています。
■2020.03.31 タイトルちょっとイジってます。
■2020.04.07 完結しました。お待たせしました。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-07 23:35:49
82600文字
会話率:40%
相田一護(ソウダイチゴ)は自他共に認める肉食獣。仕事もできて、センスも良くて、女の放っておかないオス中のオス。
そんな一護に恋をしているのは秘書課のお姫様と名高い市川沙耶(イチカワサヤ)。一護に都合のいいように抱かれているのはわかっている
。彼は決して自分には手に入らない人だけれど…好きだからこの関係を清算できそうにない。
沙耶が一護を欲しがっても決して手に入らない理由。それは一護の左手薬指に光る金の指輪がすべてを物語る。一護は既婚者なのだ。
上手くいかない恋に悩む沙耶。そんな時、違う部署で働く年下ワンコな男の子に
「俺だったらそんな顔、沙耶さんにさせないし、させたくない。ねぇ、よく考えてよ。奥さんいるくせに沙耶さんに手を出すような男、そんな男、最低以外の何物でもないと思うけど?」
そんな告白を受けて、沙耶の心は少しグラつく。
欲しいのは不倫理な恋?
それとも未来ある恋?
大人の三角関係…になる予定のお話です!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-03-13 12:33:35
22609文字
会話率:43%
大学生男子四人組が年越し宅飲みしたら、冬休みでハメを外し過ぎた模様。酒癖が悪い先輩ズに振り回されてしまった、ワンコな後輩君のながーい夜。
※お酒は適量を楽しく飲みましょう!
最終更新:2014-01-18 05:06:29
16736文字
会話率:54%