伊丹夏生(なつお)はこの世に別れを告げるため、とある場所に来ていた。
これから夏生は、ある日突然降ってきた、理不尽で最悪な恋人に壊された自分の不幸を全て捨てる。
好きなんか無かった。愛なんかなかった。
お前なんか、大嫌いだった。
※
読む人を選ぶ仕様となっておりますのでご注意下さい。
※2、3話で終わります。
※救いはナッシング。
※本作品はアルファポリス様にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-26 12:00:00
9799文字
会話率:17%
――どこで何を間違ったのか。もうそんな事はどうでもよくなった。わたし達は、恋人だから。
ある事を除けばごく普通の高校生、浅見螢。彼女の日常は、ある日を境に一変する。そう、世の少女達なら大抵は夢見る甘いロマンス、恋に落ち、互いに将来を誓い
合う仲が出来たのだから。だが、その相手は鹿目深月、同級生の、女子生徒。
彼女は螢の顔を覗き込み、淫蕩に笑う。そしてその恋も、互いに躰を貪り合うというただれる様な肉欲に満ちたもの……。
今日も二人は身体を絡め合う。場所も時間も関係ない。ただただ溺れる様に愛し合う。
これは、歪んだ愛の物語。
※話の都合上、「残酷な描写あり」のタグと注意喚起のタグを追加しました。17 7/12折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-07-12 21:00:08
11283文字
会話率:40%