ある日、俺は社長の命令で羽分利という男に会いにいった。その老人は途方もない権力と富の持ち主であり、頭のおかしい色情狂だった。だが、すでに年老いた彼は昔ほど放埓なことをする元気まではなく、今では代役を用意して古くからの趣味を続けているという。
さて、その趣味というのは――つまり、他人の妻を寝取るということだった。
俺は、そして俺の妻・ほのかは、なんという不幸か、この狂った老人に狙われてしまったのだ。そして、彼は彼の代役として俺の妻へ差しむけられる刺客をつれてくる。
そいつは、俺やほのかより一回り以上も年下の、悪魔のような美少年だった――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-12-24 19:00:00
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会話率:41%