「いいか、和希(カズキ)。よく聞きなさい。オメガは私たちアルファと比べて、とても弱いんだ。だから守ってあげなくてはいけないよ」
アルファの久我山和希は幼い頃からそう教育されてきた。
アルファの強さも、オメガの儚さも何も疑問にもつことはなかっ
た。
あの日、体が熱くなるまでは。
まめ太郎、「私の番の香り」に続き、二作目のオメガバースです。
通常のオメガバースとは異なる設定が作中に登場しますので
ご注意ください。
無理矢理表現が少しだけありますのでお嫌いな方ご注意ください。
※この作品はアルファポリスにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-10 06:00:00
83780文字
会話率:35%