菜摘は淡いピンクのブラウスに、白いミニスカートを合わせた自分を見つめ、少しだけ満足げにうなずく。今日は彼とのデート。早く着いて驚かせようと心に決めていた。
普段より一本早い電車に乗るつもりだったが、駅のホームに降り立つと、目の前に広がるの
は人、人、人。
電車が到着し、ぎゅうぎゅう詰めの中に押し込まれるように乗り込むと、彼女のテンションは一気にしぼんだ。扉が閉まり、揺れるたびに知らない人たちの体と密着する。足元は踏ん張りどころを失い、スカートの裾が少し上がりかけるたびに必死に押さえた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-20 22:58:41
15393文字
会話率:54%
タイトルまんまんなお話です。
登場人物は主人公の"先輩"とヒロインの"後輩ちゃん"だけです。
現代のお話です。
背景は色々とぼやかしてますので、上手く当てはめながらご活用していただけると嬉しいです。
最終更新:2022-05-09 18:08:49
9067文字
会話率:30%