舞台はビクトリア朝時代のイギリス。ロンドンの屋敷で開かれた晩餐会に、義父と共に招待された九歳の歌姫の少女、アイリーン・アタソンは、偶然にも同じく晩餐会に参加していた伯爵の弟が、伯爵を暗殺しようとしている姿を目撃して、彼を追い詰めようとするが
逆に脅迫され、追い詰められてしまう。そんな彼女の前に現れたのは、”自称”シャーロック・ホームズを名乗る、変わり者の名探偵の男。彼はアイリーンが追い詰められている姿を見るや、いきなり彼女を抱え上げ、持っていた乗馬鞭で鞭打ちながら、事件の物的証拠を見つけ出すようにと言葉責めをはじめたのだ。突然尻を男の前で晒され、鞭で打たれたアイリーンは、なぜこんな目に遭わなければいけないのかと理不尽に思いつつも、何故か「もっと鞭打って」と言う思いが強くなって行くことに気づく。その瞬間、アイリーンの目に飛び込んできたのは、男が伯爵と口論になった結果、闇市場でジキタリスの粉末を購入し、伯爵暗殺未遂に至るまでの姿。どうやらアイリーンは、男に調教され、マゾヒスト性を引き出される事によって、事件を解決する事が出来ると言うとんでもない体質の持ち主であったと言う。そして自称ホームズを名乗る名探偵の紳士は、そんなアイリーンの体を欲しがっていた。
※他サイト様でも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-09 17:37:26
2701文字
会話率:43%
愛玩用自動人形と呼ばれる人間そっくりの美しい機械、自動人形が量産されるヴィクトリア朝時代の英国。この時代、ロリータコンプレックスは正当な感情として、まっとうなものとして存在し、”男に抱かれるために製造された”と言われる少女型自動人形が、上流
階級の紳士たちの間で流行していた。
アイリ―ンもまた、そんな少女型自動人形の一体だ。愛玩用自動人形達は、その美しさから舞台に立つことで人々を魅了する役者になる。アイリーンは歌姫として、舞台に立つ少女だったが、喘息の持ち主で止まらない咳と戦っていた。人間と同じ姿をしている愛玩用自動人形は、体内構造も人間と近いものになっている。それ故に、アイリーンは産業革命後の汚染されたロンドンの空気にやられ、喘息にかかってしまったのだった。
ある時、アイリーンは彼女の担当医師であるオーモンド医師から、呼吸器病の感染を防ぐための道具として流行している、鋼鉄製のマスクを渡される。この日は舞台がある日で、歌っているさなかに咳が出ると困る。アイリーンはマスクを外さず舞台へと向かい、舞台につくと、マスクを外したが、何故か咳が止まらない。それでもアイリーンは歌おうとするが、瞬間。彼女を激しい咳が遅い、アイリーンは舞台の上で倒れてしまう。そしてアイリーンは、口を押えていた白いハンカチに、真っ赤な血痕が飛び散っていた事に気づいたのだった。
それを目にした瞬間、彼女はショックを感じたようにふらっ、と意識を失ってしまう。そして目覚めた時、アイリーンを助けてくれたのは、謎多き上流階級出身の、名探偵の紳士。エドワード・モントローズだった。
※アルファポリスさまにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-22 11:33:27
1993文字
会話率:44%
前代未聞の官能小説 × ミステリ!
産業革命華やかりし頃のヴィクトリア朝大英帝国ロンドン……かの名探偵シャーロック・ホームズに事件の調査依頼に来た家庭教師のヴィオレッタ。しかし気難しい彼にはあっさりと断れ、その代わり隣に住む紹親戚だという探
偵を紹介される。だが、その青年探偵ヘムロックは、なんとも女たらしの破廉恥漢で……。
※ヴィオレッタの依頼を受けて向かった〝ニレ屋敷〟で、ヘムロットと助手のジェニファ―が口説きと性技のテクニックで破廉恥に捜査する
完全版『エロワイヤル・ディテクティヴ~家庭教師は覗きがお好き♡~』
はこちらの「桃色書房」に掲載しております
(ここでは掲載できないエロ画像もあり)。
http://kannoushousetu.com/?p=608
(※注記)
本作には「シャーロック・ホームズ」の名が登場しますが、作者コナン・ドイル(1930年没)の日本での著作権は1991年に消滅しており、完全にパブリック・ドメインへ移動しています。
ちなみにアメリカでは少々事情がことなり、1923年以降の10作品に関しては2022年までの著作権をドイル財団が主張していますが、こちらでも2014年の裁判で「ホームズやワトソンというキャラクターを扱うこと」についてはパブリック・ドメインとの判断がくだされています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-05-07 07:00:00
9597文字
会話率:41%