夫にも相手にされない退屈な人生が、パート先で出会った馬場洋介さんのたわいない言葉に惑わされ、人生を楽しめるまでになったお話です。
昭和から平成になる寸前には、スーパーの店員だろうが黒のネクタイを常時持ち歩いて天皇崩御に備えていました。
最終更新:2023-03-18 09:14:12
7411文字
会話率:54%
田中陽子(たなかようこ)、17歳、高校二年生。通称ヨーコ。
名前も苗字も成績も運動神経もいたって平凡。可もなく不可もなくな成績で、5段階評価ではオール3をとるどこにでもいそうな少女。見た目も中の上、きっとこれから成長すれば地元雑誌の読書モ
デルになれるだろうの造形だ。友達もそれなりにいて、家庭も中流、会社の父親とパートタイマーの母親、小学生の弟――どこにもいる、普通の女の子。
しかしヨーコにはたった一つだけ――平凡ではないものがあった。
『装着少女・プリティーファム! ただいま到着!』
そう、彼女は装着少女 プリティー・ファムとして日夜平和のために戦っていたのだった!
彼女を狙う一人の男!さあ彼女の運命はいかに――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-04-03 09:33:05
1756文字
会話率:61%