アダルトグッズ販売店員の喪女、夏木由佳(35)は、一人寂しくエロいグッズを陳列しておりました。するとどうでしょう!!かつてバーチャルエッチを共に楽しんだ、童顔ちびっこの見た目を持つお兄ちゃんが、突然現れて…け、結婚の申し込みですって?!何を
考えていらっしゃるのでしょうか!!!ええと、本気ですかね?そうなんですね、とりあえずヤっちゃいますか、そうですかってええええ!!!
こちらの作品はノクターンノベルズで連載中の「愛玩少女は、クソ級ド変態おじ様を、愛でて→愛でて→愛で倒します!」の閑話8をムーンライトノベルズ向けに改稿したものになります。大まかな話の流れは一緒ですが、少々こちらの方が女性向で説明が多い感じです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-30 12:00:00
9298文字
会話率:36%
50年後の世界、そして日本。
スマホとかラインとかの通信手段はとっくに存在しません。
では、人々はどのようにして通信をするのか?
それは、簡単です。
ピップエレキバンにそっくりの小さな四角い粘着シートを首の裏側
、すなわち、延髄のところの真ん中に貼るのです。シートの中央には、コミュニケーションチップという集積回路の超小型チップが装着されています。
で、人々は、そのシートを媒体としてコミュニケーションをするのです。
そのシートの超集積チップは人間の脳波のモニタリングをします。
例えば、どのようにコミュニケーションをするのか?
それについては、男性主人公の修(おさむ)と女性主人公の鈴音(すずね)に実演してもらいましょう。
ある日、修は、鈴音と会いたいと思う。二人は恋人同士なのです。エッチが目的で会いたいのではありません。ただ、一人でいることの頼りなさと孤独を鈴音に解消してもらいたいと思ったわけです。
しかし、時刻は午前2時、真夜中というよりは未明、しかも、草木も眠る丑三つ時です。
そんな時間に連絡することは非常識なことです。
でも、心配無用です。
修の脳波は、すなわち、鈴音に会いたいと思う願いは、コミュニケーションチップを介して鈴音のチップに届けられるのですが、鈴音が眠っている場合には、鈴音のチップがその睡眠脳波を感知して、修からの願いを、すなわち、修からの脳波信号を鈴音の脳に取り次ぎません。
しかし、鈴音が起きている場合には、修の脳波信号を鈴音の脳に取り次ぎます。
その日、鈴音は、幸い起きていました。鈴音もまた孤独をいつもよりも強く感じて眠れなかったのです。
だから、その日の未明は、修と鈴音の互いのチップを介して、二人のコミュニケーションが交わされることになります。
物語は、そんな場面から始まります。
しかし、その背後には、権力者たちの身の毛もよだつような巨悪が隠されているのです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-10-19 17:55:08
42513文字
会話率:47%