スペイン・カタルーニャ州バルセロナにいる妹からの突然の連絡。
「もうすぐ子どもが産まれます! すごく楽しみ(ハート) 」という短いメールを受け取り、姉である貴和はすぐに機上の人になっていた。
幼いころから好き勝手ばかりやっているあんたのおか
げで、私は散々抑圧されてきたのだぞ…。
妹に甘い両親は、今回のことも「仕方がない」と黙認するように見えるなか、怒りをもってバルセロナ空港に到着した貴和であったが、着いて早々にひったくりの被害にあいそうになる。
そこで貴和のことを助けてくれたのは、黒目黒髪の美青年ハビエル・バンデラス。
家族であるからこその、悩み。夢を追いかけることへの不安。そして、気になる美しい男。30歳間近にして、ようやく前に踏み出す勇気を出した貴和の明日はどっちだ!?
完結後も沢山の方に読んでいただいているようで、本当にうれしく思っています。
来年(2018年)は、長編を書きたいな~と考えておりボチボチと書き始めています。色々と資料を見たり、横道に逸れて関係のない本を読んでみたり…していますが、ブックマークやメッセージくださる方の言葉を励みに2017年は今までにないくらい沢山のお話を書くことができました。ありがとうございます。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-12-09 00:00:00
47044文字
会話率:36%