《あらすじ》
国内バイクレース界でトップへと上り詰めた吉川には、子供の頃から憧れ続けるライダーがいた。「無様にあがいてこい」憧れの先輩、宗近克のその言葉に背中を押され、吉川は海外へと活動の拠点を移す。けれど、初めて表彰台に登った日。日本
から届いたのは、背中を押してくれた人の訃報だった。
それから7年後。吉川はふたたび日本で活動していた。
レース中の事故で急死した宗近克の息子、宗近翼が同じチームに移籍してきたことで、吉川の中で止まっていた時間が少しずつ動き始める。
※こちらは完結済みの『風を継ぐ者』(https://novel18.syosetu.com/n0261gz/)のスピンオフです。こちら単独でも読めますが、『風を継ぐ者』のネタバレを含むため、そちらを先に読まれることを推奨します。『風を継ぐ者』は一旦完結しましたが、2022年7月〜、全編削除し、外部コンテスト応募用の改稿版を順次転載していく予定です。
※エブリスタからの転載。転載元URL↓
https://estar.jp/novels/25956681
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-12 18:00:00
97253文字
会話率:31%