ど田舎のマクファーデン男爵家に生まれたエスメラルダは、貴族令嬢としては異例となる大学進学を果たしていた。周りから遠巻きにされる中、親しくなったのは若干家庭環境が複雑らしい、もっさりした見た目のカルヴィン・スタレット侯爵令息。分厚い眼鏡をかけ
た彼に、ぼっとりと恋に落ちてしまう。けれども、国立魔術院からもスカウトが来ているというカルヴィンは自分から遠い人だ、と秘めることにした。そんな中、エスメラルダが落としそうになったペンを受け止めて眼鏡をずらしたカルヴィンに見つめられてから、少しずつ何かが変わっていく。そして見えた彼の本性とは。
いつもの感じでハッピーエンドまっしぐらです。
誤字脱字報告ありがとうございます!とても助かります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-13 17:00:00
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会話率:38%