「「「魔法戦士マジカルフェアリー、ただ今参上!!!」」」
どこからと無く光と共に現れた三人の美少女。
ピンク、ブルー、イエローの髪と衣装を身に纏い、その誰もが羨み、または欲情してしまう魅力的な身体を存分に揺らしながら、異世界の侵略者たちと
戦う正義のヒロイン。
今日もまた、この桜海市(さくらみし)に現れた妖魔を倒し、市民の平和を守ってくれた。
「ありがとう、マジカルフェアリー」
そう呟いたのは真っ白な肌に白髪で、もう春も半ばだと言うのに肌を晒さぬよう全身を着込んだ若い男。肩まで伸びた色素の無い長髪は、前髪も長く鼻まで掛かっているため表情も見えづらい。微かに覗くその両目は真っ赤な瞳を持つことから、特徴からしてアルビノの男性であると思われる。
風が靡き彼の表情を明らかにすると、そこには中性的でありながらも端正な顔立ちで美人と評するのが適切な顔をしていた。その整った顔からは、妖魔を倒した安堵の表情と、まだ終わりが見えない妖魔の侵略への憂いが見てとれた。
彼の名前は『妖野(あやの) 精夜(せいや)』。
彼も妖魔と同じ異世界、フェアリーワールドから転移してきた者であり、そこでは過去最高の魔術師と謳われ王宮魔術師として仕官していた者である。彼はフェアリーワールドからナチュラルワールド(地球)への侵略を反対し、こちらの世界へ流れてきたフェアリーワールドからの唯一のナチュラルワールドの味方であり、そして先ほどの美少女、マジカルフェアリーの契約者である。
これは異世界からの侵略に立ち向かう、三人の美少女と一人の裏切り者の努力と友情の正義の物語。
ではなく、正義のヒロインたちとのドエロを満喫しながら悪と戦う男の物語。
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戦うヒロインって好きなんですが、有象無象にやられたり使い回されたりが多いのでそういうのじゃないものな欲しくて書きました。
なのでそういうジャンルでよくある「りん かん」「あく おち」「ふた なり」みたいなのは無いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-26 01:00:00
7567文字
会話率:29%