空がひび割れている――
恐怖と隔意の中で他者を拒絶しながら生きて来た青年、鹿島 景は
遂に訪れた崩壊の日、死と絶望・狂気と安堵の果てに
魔獣の災禍と奇怪な狂気の跳梁によって滅びかけた異世界の最果て
《城壁都市ラングリー》にたどり着く。
人
界の果ての地で、見えざる獣に怯えながらも強く生きる多くの人と出会い
景は自らの異形と向き合い、生きる為に戦う事を選ぶ。
たとえこの空が、いつかまた崩れ落ちるとしても…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-11-13 23:14:51
874文字
会話率:21%