「そんなにお強いのならば、さむらいになりませんか」
永禄二年(1559年)の春。武田家、上杉家、北条家の三大国が勢力を競う、戦国時代の関東の地。国境の山の中で、十七歳の盗賊の源太は旅の若い商人、櫟(いちい)を襲った。襲われ、犯された櫟が命
乞いの代わりに言った言葉が、彼らの運命を変えた。
三大国に挟まれたハードモードな弱小戦国大名、長野家に潜り込んだ二人は、源太のいくさ度胸と櫟の腹黒いあの手この手の計略で、出世街道を爆走する。繰り返されるいくさとつかのまの平和の中で、源太は、自分のために悪だくみをする(たまに失敗する)櫟を、唯一無二の存在として愛するようになる。
これは、人でなしの盗賊が、本物のさむらいになるまでの話。
■全96話+番外編後日談(3本)。
■元盗賊の侍×狐目のがめつい商人。主人公CP固定。攻視点。恋愛要素は後半。
■全編に渡って流血、斬首、切腹等の残酷な描写あり(グロすぎる描写は控えています)。苦手な方はご注意ください。
■予告なく性描写が入ります。20話くらいまでは、たまに女性との関係が入ることもあります。
■主人公CPは架空ですが、実在の人物が登場します。転生や歴史改変なし。主要キャラの死亡があります。
■表紙(イラスト)・地図あり。
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会話率:49%