呪いでコオロギにされ、草葉の陰で露をすすること幾星霜。
そんな彼を人間の姿に戻したのは神の女王・ヘラであった。彼女は三つの聖神力(スキル)を彼に与え、自分に恥を掻かせた二柱ヴィーナスとアテナに末代まですすげぬ大恥をかかせろと命じる。
自分の
記憶もあやふやななか、いきなり無茶降りされた男はなんでも答えてくれる小型石版《ホメロスたん》とともに、ヴィーナスの神殿があるメーロス島へと旅立つのであった。
(連作読み切りのため、更新のたびに完結します。不定形更新)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-03-28 18:00:00
31528文字
会話率:51%
火の妖精の血を引くアポロニアは発火能力者。彼女はその力と容姿のために愛に恵まれることはない運命を持ちながらも、親の選んだ婚約者ミカエリスを愛した。しかし、ミカエリスは別の女性と結婚してしまう。妻の死によってミカエリスの再婚相手となるが、彼は
前妻の死と共に別人のようになっていた・・・。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-10-16 12:00:00
2956文字
会話率:15%