4月初めの混雑した通勤・通学バスの中。
バス後部の座席に座っていた、一人の平凡な家庭を持つサラリーマンの歩生(あゆむ)。その傍らに、混雑に巻き込まれ一人の女子高生が彼の座席の前の取っ手につかまり体勢を整え、スマホで動画を見始めます。その動画
は女子高生、蕾(つぼみ)が誰にも知られてはいけない秘密を孕んだものでした。歩生が偶然その秘密を見たこと、そして、蕾が歩生を意識してしまったことから物語は始まります。作中6月上旬までに、妻のかなた以外に、蕾・ミリア(学生時代の先輩)、碧衣(蕾の母)、美織(隷属希望高校生)と関係を結びます。中心軸は蕾との関係ですが、歩生は様々な葛藤を抱えながら女性たちの『秘密』を抱え込み、あるいは利用していきます。歩生は、天然ジゴロなのかもしれません。今後ハーレム要素もありそうな気配です。
蕾との最初の数日は互いの接点がなく、全く別の視点と考えで話が進んでいきますので、文体を「男視点(客観視点)」と「女の子視点(ツイッターやアプリの日記、自宅での日記記述などによる主観視点)で描いています。二人の状況が交差してから、物語記述を中心に客観視点へと変化します。
各話の表題がその日の記述内容となるよう留意して記述していきます。なにぶんつたない記述ですがよろしくお願いします。
ハードな凌辱描写は行わないと決意していたのですが、どうやら優しい闇に登場人物たちが包まれ始めています。調教的な柔らかそうで実はハードな感じにもとれる描写は出てくると思います。書き手の私が判断が付かなくなっていますので、読者の皆様にその加減がどうであるのかは判断していただければとも思います。
歩生とかなたの性生活はどんどん変化していきます。蕾の家での妄想や普段の行動にもさまざまな変化が現れます。様々な秘密を持った女性たちとかかわることで歩生の闇も明らかになります。
人間関係の変化や女性たちの変化、登場人物を取り巻く環境の変化などを楽しんでいただければ幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-12-30 00:00:00
430451文字
会話率:31%