この世界には“恋”がない。
ルーナはそんな世界に“間違い”で召喚された“神子”だ。
ちょっとだけヒミツを隠している以外は、至って平凡な女の子だった。三年前までは。
魔力をほとんど持たない上によびだされたこの世界はおおむね平和。
仕方ないので帰還の条件が揃うまで、ルーナを召喚した“ケダモノ”と呼ばれる狼の獣人・神官ロードのもとでに保護されることに。
ルーナはロードに恋していたけれど、ロードの“番”にはなれない。
そうして出逢いから三年たった今、別れの時が迫っていた。
月が満ちる。本能が溢れ出す。
彼は容易くわたしを手放すだろう。
この世界で恋をしていたのはわたしひとりだった。
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全8話にて完結しました!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-06-21 21:30:17
31373文字
会話率:15%
主人公である上原千那(うえはらちな)はアマチュアバンドのボーカリスト。大学の同級生である鮎川流(あゆかわながれ)、酒井良平(さかいりょうへい)とバンドを組んでいる。流とは恋人どうしの千那だが、ある日出会った須藤秋(すどうあき)という男に惹か
れて……? 将来や才能に悩む主人公の青春っぽさや恋模様を書いた短編作品(のつもり)です。
※一途溺愛系の清らかなお話ではありませんのでご注意ください。また、こちらは鏡乃が数年前に同タイトル別名義で、アメブロにて書いた話を加筆修正しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-04-30 09:48:21
20061文字
会話率:37%