電気マッサージ器。
通称電マ。
全ての女の部屋に必ずあるという現代女性の神器。
その威力たるや凄まじく、圧倒的快楽を持って極楽へいざなう。
電マの歴史は古い。
正式名称は実はハンディマッサージャー。
その記念すべき1号機は1987年3
月に発売され、
その後30年の時を経てなお、形状も機能も変わっていない。
最初から完成された一品なのである。
しかし実は日本には
もっと古くに電マを発明し
電マ無双を成し遂げた男がいた。
そう、エレキテルでおなじみの平賀源内、
のいとこの友人、平田満である。
平田はくしくも源内と全く同じ享保13年(1728年)に生まれた、
彼は江戸時代中頃に彗星の如く現れた、もう一人の天才だった。
平賀源内と平田満。
二人の天才の進む道を分けたもの、それは電マだった。
電マを発明した平田はソッコーで発明家を引退し、
電マを片手に江戸の町を縦横無尽に駆け回った。
平田の電マによって、多くの女が昇天した。
これは、平田による世直しの物語である、
というのはウソで短編エロギャク物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-10 01:46:57
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