遠理 響はモテる。勉強はできないけれど、明るく優しく、なにより容姿が良い。けれど、彼には三つの欠点があった。
食事が目の前にあると意識を失うこと。
つねに空腹であること。
さらに大食いであることだ。
今までにできた恋人は12人。け
れど、その特殊な体質が原因で三日以内にフラれていた。
ある日、ついに家族にまでぶちギレられ、『バイトをしろ』と宣告される。
でも、動けば動くほど腹が減る響に会う仕事は無かった。
悩み苦しむ響の目の前に現れたのは、神聖な雰囲気をまとう美しい少年だった。
美少年は妖しく微笑み、こう言った。
『ぼくに雇われてみない?』
基本的に三人称一元視点。一人称混じり。
『××の心の中』は受けの一人称です。
※まったくエッチではありません。
※縦読み推奨。
※イラストはめ だ か さんに有償依頼した作品です。いかなる理由があろうとも転載は禁止です。
エブリスタにも連載しています。スター特典の短編はこちらで公開することはありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-06-10 02:00:00
34245文字
会話率:20%