聖泉高校に通う、ごくごく普通の高校二年生の、『東雲 海人《しののめ かいと》』の長年の悩みは、幼馴染の過保護すぎる性格であった。
その幼馴染は、文武両道、才色兼備で、お金持ちの令嬢でもあるのだが、人となりは極めて豪快で、思考回路のリミ
ッターが常に外れているため、ときに常識的にあり得ない、無茶苦茶な行動に出ることもしばしばであった。
そんな幼馴染の過保護っぷりはとどまるところを知らず、海人に彼女が出来たにも関わらず、むしろ、その幼馴染はその彼女さえ、海人とまとめて面倒を見ようと張り切ってしまい、海人は幼馴染に振り回されっぱなしの生活を送ることになってしまう。
しかし、その幼馴染の真の目的は、ただ海人と彼女を応援することではなく、海人を極上の雄に育て上げるために、海人の為に従順な雌を集めたハーレムを作り上げることだった。
その為なら、嘘や詭弁、ときには脅迫といった手段を使うことすら厭わない。あらゆる手段を駆使して海人の浮気や略奪を強引に正当化させる。
常人では考えもつかない、幼馴染のある意味悪魔的な計画により、海人の周囲の女学生が少しずつ、少しずつ、海人の性欲を満たす為の雌に、自ら望んで変貌していく。
幼馴染の海人に対する歪んだ愛により、抜け出すことが出来ない性欲の底なし沼にどっぷり沈み、倫理観を破壊された学生達の爛れた学園生活が、幕を開ける。
※セックスシーンやそれに準ずる話は、タイトルの頭に『◆』をつけています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-06 17:27:35
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