いつも決まった時間に指名してくれる男がいる。
その人の名前は田中さん。
初めて出会った時、彼はとんでもない間違いをしていて僕達はそれが最初で最後になるはずだった。
なのに指名は続き、いつの間にか当たり前になっていた。
なぜ僕を指名してくれる
のか?
僕は彼の希望に応えられているわけではないのに。
田中さんのことが少しずつ気になり始めるが、僕には誰にも話していない過去があり……。
これはありえない間違いから始まった田中さんと僕の物語。
*は背後注意です。
エブリスタ様、アルファポリス様にも投稿しています。
完結済みです。
すぐに読み終わると思うのでちょっとした暇つぶしにどうぞ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-26 08:19:44
39737文字
会話率:36%
アルテミスは今年大学を卒業して、バンクオブパシフィックに就職した。今日が初出勤の日、ラッシュの地下鉄の中でちかんに会う。この人ちかんです!握った手の人はかなりセクシーな男性だった。保安室に連れていかれて急いでいたアルテミスは事情だけ話して地
下鉄に乗った。アルテミスの仕事は銀行窓口業務で、ある日そのちかんの男性が窓口にあらわれる。彼はセキュリティシステムの会社を立ち上げたばかりで担当者に会いたいと訪ねて来たのだ。アルテミスは案内するように言われてその男を会議室まで案内することに、そこで男性は自分はちかんなどしていないと言いはった。そして一緒に犯人探しをすることになった。
そして別の犯人が新たにちかん行為をしているところに遭遇して彼が犯人でないことが分かる。それをきっかけにアレックと付き合うことになった。何かと忙しいアレックだったがふたりは惹かれ合い、互いを思いあうようになっていく。だが、色々な行き違いでアルテミスはとんでもない間違いを犯してしまう。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-03 06:26:43
76155文字
会話率:42%