伯爵令嬢・マーシャが発動させた魔法は、人々から魔族の魔法として忌み嫌われる「黒の魔法」だった。
家の名誉を守るため、以降の人生を森の中の小さな家で過ごすことを決定づけられたマーシャ。
運命を甘んじて受け入れるつもりでいたが、しかし魔族の王
を封じる旅に出ていたはずの義兄・グレアムを偶然見かけて気持ちが抑えられなくなる。
「最後に幸せな思い出が欲しい。一度だけでいいから」
幼い頃から好きだったグレアムに魅了の魔法を使い、マーシャは彼を家に誘うが……。
※設定は色々とゆるめです。薄目でお読みください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-01 17:18:54
19819文字
会話率:53%