「どうしたものかなぁ」魔の森の王である木の精霊ナラは悩んでいた。『基本平和が一番!森の生きとし生けるものたちが幸せならオッケー!』な平和主義な思考で成り立っていいる魔の森。掟では、人の世界への無暗な干渉は禁じられている。しかし今、それを揺る
がす案件がナラのもとに持ち込まれたのだ!
それは触手系魔物さんからの悲痛な嘆願だった。「これでは我らは弱り、滅びていくしかないのです。どうか、ご英断をいただきたい」ナラは考え抜いた挙句、決めた。「よし!人間の苗床を探そう!」と。人間の苗床を探す森の王と目を着けられてしまったかわいそうな聖騎士のお話し。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-02-27 01:07:57
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会話率:39%