姉は既に死んでいる。ずいぶん前に死んでいる。幼い頃に母が逝き、だから彼女が母代わり。とにかく優しい姉心。ぼくのことだけ気にかける。けれども姉の別面を、どうやらぼくは見てしまう。嘘か誠かわからぬが、姉が遺した詩の群れに、見知らぬ姉が現れて、
苦しい恋が語られる……。
うわっ! 何方か存じませんが評価していただいた人、ありがとう。基本、短篇作家なので、完結して0ptだと完全に埋もれますから……。大感謝!(2014/12/26)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-12-15 08:09:52
27808文字
会話率:49%