俺の大切な主である『一条 鶇実(つぐみ)』様。
俺はずっと従順な人形を演じている鶇実様を抱き締め、お慰めしたいと思っていた。
けれど『護衛』の俺にそんな事が許される筈も無いから、俺は『従者の護衛』を貫いて来た。決してその『立場』を動かすつも
りは無かった。
…そんな俺を嘲笑うかの様に『獅子王 鳳(あげは)』が鶇実様を攫って行った───。
***
◆拙作『無理矢理番わされたΩの幸福な人生』の受けに就いていた『護衛』視点です。
◆この話だけだと多分よく分からないと思うので、宜しかったら『幸福人生』の方もお読み頂けると幸いです。
◆『真面目で堅物』キャラの『護衛』を表す為に敬語が乱舞しておりますが、作者は賢くないので敬語が間違っている箇所が多々あるかもしれません…。
過剰敬語など、お見苦しい間違いをしていたらすみません。
◆♡喘ぎあります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-01 22:00:00
4134文字
会話率:9%