王宮の薬物研究所に勤めるメルルは、同僚のタザと付き合っている。タザはメルルよりも少しばかり年上で、自分のことをおっさんと呼ぶことがある。そしておっさんらしく、愛し方がしつこい。
そんなおっさん彼氏の気持ちを、とある出来事でメルルが傷つけてし
まったとき、タザは囁いた。「メルル、今夜はうちに泊まりだな。仕事が終わったら迎えに行くから、研究所で待ってろ。俺の想いをしっかりと教えてやる。…………逃げるなよ」と。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-16 18:10:23
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