シーラは、災厄とうたわれた最後の魔女のうまれかわりだ。性別を偽ってまでアカデミーの門をくぐったのは、知りたかったから。己の前世がのこした最期の呪いによって、魔女の力を授かるものが男子のみとなったこの時代に、自分が生まれ変わった意味を。
「ど
うしてきみがここにいるの」
まさか、かつての婚約者候補であり、すでにアカデミーは卒業しているはずの第1王子ーーフィンにばれているなんて夢にも思わないまま。
最後の魔女のうまれかわりの伯爵令嬢(知りたい)と彼女の婚約者である第1王子("かつて"じゃないし、お灸を据えたい)が駆け引きする短いおはなし。ポイピクに縦書き版を掲載、えっちシーンは前戯のみ本番なしです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-26 21:26:06
8693文字
会話率:27%