西暦20XX年、少子高齢化に喘ぐ我が国は何としてでも子供の数を増やすべく、それまでの常識を覆すような異次元の少子化対策を実施した。
それはある年齢にまで達しても未だ童貞である男性がいた場合、国が強制的に性交相手を決定し、妊娠するまで性交を
強要するというものであった。
あくまでも建前上は「性交相手(セックスパートナー)」という位置付けではあるが、女性側に性交を拒否する権利がほぼ存在しないことから、巷(ちまた)では「性奴隷」を獲得する制度として認識されていた。
この物語の主人公、村神敦也(むらかみあつや)もその制度を利用して「性奴隷」を獲得することになる一人である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-19 20:00:00
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会話率:37%