僕は物心つく前から、施設で生活していた。それは僕が一歳の時に、両親が事故で亡くなったらしいから。らしいというのは、施設の人にそう言われたからだけど。
施設での生活はちょっと嫌な事もあったけど、僕は今とても幸せだ。何故なら、その施設から出
してくれた―――きっかけとなった人がとても優しくて、この世の全てを手に入れられると錯覚してしまう様な人だったから。
でも、どうしてだろう。時々その人から物凄く寂しそうな、悲しそうな目を向けられるのは。
僕は、すごく幸せだけど、貴方は…?
※タイトル頭に ★ がついてるものはR18仕様となります。
パブーにて、100円でオンライン出版しました。加筆修正したもので、三部作になる予定です。もしかしたら四部作になる可能性も。4話の途中、入学式直前までを、セイアッド視点で、屋敷での日常やご主人様とのふれあいなんかをだらだら18話となっています。大体1話5000文字前後。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-01-13 20:43:06
63617文字
会話率:55%