複雑に錯綜した極めて非合理的な事情による天文学的な確率の元、異世界とやらに行くことになった。そこで目にしたものは荒廃した大地、荒れ狂う大気、疲労と諦観を目に湛(たた)え痩せ細った人々。自然が友たり得ないこの世界で人々の目は同族へ向く。絶え
ぬ争乱、泣き叫ぶ子供。[望んで来た訳ではないが俺の行動でより良く変えられるのならば]
自分より劣る人を見ると優越を覚え余裕が生まれるが、その程度が著しく大きければ人は哀れみを覚え同情となる。善人でも悪人でもない只人がこの世界に対して奉仕の心を覚えた。
世界を隔てて始まる文化交流(メッセージ)、地球が学んだ血の歴史をイイトコ取りで繁栄さろ!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-03-15 23:49:37
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