弟はかわいい、と思うのは姉だったら誰でも思うことだと思う。
好きだと思うのも……それも当然だと思う。
でも、この「好き」はどんな感情なんだろう、と考える時があって……
弟はかわいい……でも、この「かわいい」には別の意味も含まれて
いる。
弟は可愛らしかった。女の子のように愛らしくて……そして、性格も可愛い。
わたしは、弟のことを好き。
そして、「妹」としても好きだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-15 02:32:36
15629文字
会話率:40%
それなりに大きい呉服屋だと、お正月の宴会も盛大で。
だからといって、同年代の女の子がいなかったらそれはもう苦痛……といったら怒られるかもしれないけど、でもやっぱり大変で。
だから、わたしはいつも従兄弟の部屋に逃げていた。
従兄弟
のなっちゃんは赤ん坊の時から知っていて、中性的な感じがする可愛い男の子。
でも、成長って早いんだなぁ。久しぶりに会ったなっちゃんは『男の子』になっていて……
だから、『そういうこと』に興味がでてきても――従兄弟のお姉ちゃんであるわたしを『そう』見ていてもおかしいことじゃなくて。
でも、やっぱりわたしにとってもなっちゃんは可愛い弟みたいなものだから。
――ね、知ってる。お正月にするエッチを『姫はじめ』っていうんだって。
二人で、はじめての姫はじめ、しちゃおうっか?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-31 19:46:41
15496文字
会話率:45%
※再投稿になります。読んだ事がある方はごめんなさい。
※ハロウィン企画で書いた作品です。
クロネちゃんは、ストレートの長い髪に碧い瞳の小さな女の子。
日本人のお父さんとイギリス人のお母さんのハーフで、七年前にお隣に引っ越してきた僕
にとっては可愛い妹のような存在。
お隣ということで自然と一緒にするようになったハロウィンパーティー。
今年はどちらの両親も仕事で遅くなるから、クロネちゃんと二人で過ごすことになって……
「トリック・オア・トリート」
クロネちゃんが僕にお願いしてくる。
「お菓子は……お兄ちゃん。だから、クロネが食べちゃうね」
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-31 16:44:18
13772文字
会話率:53%