夢の中、もし暗い山道に立っていたら、すぐに引き返さなければならない。例え後ろに、広大な闇が広がっていようとも。その道の先に、巨大で美しい豪邸が建っていようとも。もしその館に入ってしまえば、抗うことはできない。すべての世界にあなたはいなかった
ことになる。見捨てられたその領域で、時の流れが狂ったその場所で、狂気に身を浸すことしかできなくなる――――
※以前書いた「永久の館~雌の墓場~」の続編ですが、読まなくてもお楽しみ頂けるかと存じます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-05-30 00:10:16
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