日本の住宅は多くの場合に光を失った。夏の電力不足は深刻だった。特に、日が沈んでから午前零時を回るまで、停電は関東全域の一般家庭に及んだ。茹だる様な熱帯夜が満月を蜃気楼のように揺らめかせる。明るい月光が世界を綺麗な明暗に分けていた。
ある一軒
家の二階の窓を覗く。窓が開いていた。ただ、カーテンが閉めっ切りになっていた。スクリーンとなって、影絵のように二人の人影が映し出されていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-07-18 23:12:26
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会話率:23%
人間嫌い・騒音嫌いの俺は、街から離れた一軒家で暮らしている。そしてその家で、俺は一人の少女と一緒に暮らしている……。「NECESSARY」「FRAGILE」「Don't Forget!」と同系統の話です。
最終更新:2009-10-11 13:56:20
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会話率:45%