「私が君を抱くことはない」子爵令嬢だった瑠璃子が初夜の床で夫に告げられたのはその言葉だった。その言葉の真意をさぐるべく、彼女は夫に内緒で動き出した。エセ大正時代小説であります。エロ要素は少ないです【完結しました】
最終更新:2012-09-02 10:00:00
60940文字
会話率:38%
この物語は別サイトで投稿しました、僕の初のオリジナル長編ML時代小説です。パソコンの創作データをいじっておりましたら、出てきまして、記念にこちらにアップしておこうかなと。これでも手直しをしたのですが、苦笑するばかりです。つっこみどころ満載で
大変恐縮なのですが、過去にこういうのも書いたのね、と軽くさらりと読んでいただければ幸いです。
時は大正八年。第一次世界大戦後の日本。華やかさと退廃の中で運命に導かれた三人の男。名家の出であるが、複雑な生い立ちを背負った貞文が懇意にしている画材屋の息子、純平とともに彫師の吉蔵のもとへ出向く。
“あなたのカンバスになりたい”と貞文は吉蔵に入れ墨を依頼した。
感想頂けましたら、恐悦至極でございます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-07-24 02:37:45
77154文字
会話率:52%