原因不明の「ブラックホールの大津波」により、地球は今まさに滅亡の瞬間を迎えていた。抵抗も虚しく、地球滅亡という事実を目の前にし、悲しみに暮れる科学者たちは、未知の異世界からの、弱々しい「メッセージ」を受信する。
『氷花の結晶』帝国と名乗るそ
の国は、地球と同様の原因不明のブラックホールの発生や、まるで巨大化した昆虫のような異形の化け物の襲来、そして、不老不死の「少年神」が率いる謎の宗教結社の攻撃により、「世界の果て」を守る「4つの城塞」のうちの「東の城」を攻め落とされ、やはり滅亡の危機に瀕していた。
地球側は、科学の精髄をもって創り上げたクローンである少年・純之介を、最後の最後に残されたエネルギーで、『氷花の結晶』帝国に転送する。
『氷花の結晶』帝国…そこでは、「魔術」も「科学」も一切なく、通用しない。
戦うのであれば、使えるものはせいぜい「剣術」や「射撃」しかなく、すでに多くの勇敢な剣士たちが、滅亡を食い止めるため戦い、虚しく死んでいた。
しかし、帝国では、地球にはない、ある技術が発達していた。それが『元素再組成術』である。この術は、壊れた剣を「剣を構成する元素の再組成」により修復したり、究極的には、空気中の元素を用い、何もないところから全く新しい「もの」を作り出すことも可能である。
この術は極めて困難で、何十年もの修行を積まないと、体得できない。
地球の科学者たちが、「最後の人間」である純之介に持たせた「六芒星の懐中時計」…それこそが、『元素再組成術』の最高レベルの「術師」の証であり、純之介は帝国・最高ランクの「術師」として、帝国を救うべく戦うこととなる。
なお、帝国では、ほとんどの有力な男の剣士が死んでしまったため、王宮にはほぼ女性しかいない。この事実に戸惑いながらも、純之介は「最高位の術師」=「勇者」として、正体もわからぬ敵に立ち向かって行くこととなる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-10-02 00:00:00
43009文字
会話率:32%
銀河系規模の大災害から1万5千年後、人類が滅亡した地球上でコールドスリープから目覚めた最後の地球人・優夜とブラックホールから脱出してきた宇宙難民の女性科学者・リオラは共同生活を送っていた。そして彼らは新たな世界のアダムとイブに……となるには
大きな障害があった。リオラは大怪獣サイズの巨大知的生命体だったのだ。サイズ差から通常性行為不可能、という人類存続の大ピンチに対してリオラの宇宙船に搭載されたAI(人工知能)ノーマの(ちょっと的外れな)人類繁殖計画が動き出す!
第2回美少女文庫新人王落選作です。『巨大娘』という特殊性癖に分類される分野でサイズフェチ専門投稿サイト「General Sizefetish uploader」の他、アルファポリス様と重複投稿です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-11-09 22:28:30
104233文字
会話率:58%
突然現れたブラックホールに吸い込まれた俺、伊達斗真と後輩の沖田朱音
時空を越えて別世界にたどり着いたら、そこは様々な能力が支配する世界だった
斗真と朱音は能力を得て、世界に迫りくる敵を倒していく
注意:エロ描写が少なめの内容です。あまり期待
しないでください折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-08-04 23:43:19
6495文字
会話率:71%