社会に適応できずに周囲の人間と馴染めない人生を送っていた川田隆は、バイト先の同僚達から蔑まれる日々を過ごしていた。
そんなある日。バイト先の新人歓迎会が行われた際、隆は新人として入ってきた『人の心を覗ける力』をもった里野あかねと出会う。
あかねは隆の卑屈な心の裏側にある純粋な心の優しさを見抜いて、彼に寄り添うようになる。最初は迷惑に思っていた隆も、その日の内にあかねがもつ不思議な魅力に惹かれていくのだった。
妙に浮かれていたのもつかの間、勤め先でバイトのリーダー的存在の若嶋光二が絡んでくる。いつもの苛めかと思ったが、彼の表情は怒りと不安が混ざったなんとも言えない顔をして「子供を使って俺をストーカーするのは止めろ!」と怒鳴ってきた。
身に覚えのないこと、全く意味が分からないことを言われて困惑する隆。自分が独りぼっちであることは周囲の誰もが知っていることだし、恨んでいるからといって、ストーカーなどしない。しかしいくら弁解しても、若嶋は聞く耳を持たなかった。
この日を境に、隆の日常が変わる。あかねとの出会いと、若嶋の不可解な言動が切っ掛けとなって運命が動き出す。
あかねは隆の心の奥で埋まっていた『忘れられた記憶』を知り、そこから彼女が封印していた自身の『辛い過去』がさらけ出され、若嶋が見たという、誰も見知らぬ『子供』が息を吹き返す。
止まっていた時間が、記憶が、それぞれ動き出す……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-08-17 09:50:50
505162文字
会話率:37%
ストーカーとの軟禁生活。
私だけを見て 必要としてくれる。
そんな幸せをかんじています。
「みぃ 迎えに来たよ。」
「やっと迎えにきてくれたんですね?」
本人たちが幸せなら 幸せの形はそれぞれです。
※ストーカーや軟禁は犯罪です。
通常の
感覚では受け入れられません。
フィクションとして楽しめる方のみでお願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-04-12 20:25:12
8802文字
会話率:23%
俺の住んでいるアパートの一階にいる平野さんは、人見知りの激しいシャイな女の子である。そんな彼女は俺のストーカーという裏の顔を持つ。謙虚な普段とストーカー的本音を見せてくる彼女と俺は、この先どうなってしまうのだろうか?
最終更新:2012-06-14 00:07:55
27602文字
会話率:35%