Paris ノクターン・ムーンライト 更新情報検索
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検索結果:7 件
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作:TOKI-HIROHIKO
ミッドナイトノベルズ
完結済
N8025JC
インターネットとデジタル機器にセットされた電脳麻薬によって、人々が眠っても夢を見られなくなった時代。異変はコンピュータの2000年問題から始まっていた。パリの街は、世界に蔓延するグローバリズムと市場経済の暴走から離脱して、地上から離れていた。そして2028年の『生命保存プロジェクト』によって、パリは夢を取り戻し、『花の都』とい象徴性を復活させて地上へと帰還した。
2030年。パリの街では、毎週の月・水・金曜日の午前中に、誰に知られることもなく、パリの街のAIのエピダウ
ロスによって、街にあるすべてのデバイスと人々が持つあらゆるデバイスに、『星屑のパリ』という豊かな夢がダウンロードされていた。
ところが、その年の夏、夢遊病を訴える患者たちが散見されるようになった。夢遊病者たちは、夜に眠りながら朦朧と目覚め、脳科学研究所の博士たちによって『スリーパーズ』と命名された。『星屑のパリ』のダウンロードを調査してみると、そこには奇妙なバグが発生していることが分かった。
同時期、パリの北部では、皮膚がひどく乾燥している痩せこけた変死体が見つかった。刑事が遺体の身元を調べると、男は大きな夢を持って、それを目指して日々に努力を重ねている、インターネット下の現代では非常に珍しい『ドリーマーズ』と分類される男だった。
一方、TKOとシャロンは愛し合い、地中海のコルシカ島で、インターネットから離れた静かな生活を送っていた。2年前、TKOとシャロンは眠りの時空にダイブしていって、機械に作られた夢ではなく、実りある本物の夢の在り処を見つけて現実世界に帰還した。そして、その夢をAIのエピダウロスに読み込ませた。そんな2人がパリの街へと呼び戻された。
TKOとシャロンはオーステルリッツの脳科学研究所に向かい、エピダウロスの街へのダウンロードのタイミングに合わせて、『星屑のパリ』の夢の時空へとダイブしていった。すると、夢の時空のパリの街では正体不明の電磁波が飛び交い、現実世界にわずかな影響を与えていることが分かった。パリの街には、夢の時空と現実世界を行き来することが出来る『ルーナシィ』という謎めいた一族の数名が出没し、『星屑のパリ』の夢の時空に起きている異状と付かず離れず、TKOとシャロンの捜査の進展を見守った。
この物語は、以前にここに公開していた『星屑のパリ』の続編である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-05 08:00:00
249941文字
会話率:9%
作:TOKI-HIROHIKO
ミッドナイトノベルズ
完結済
N7667HT
西暦1999年のアメリカ、ニューヨーク。時はクリントンの政権下。インターネットの黎明期である。ウインドウズ95のブレイクの後、パソコンにオシャレさと快適さを主張して一世風靡したスケルトン・カラーのiMacに続いて、iBookが発売されて間もない頃である。電話線にモデムをつないだインターネットの普及も進んで、コンピュータは会社や個人へと一斉に広まっていた。スマホはまだ無く、携帯電話は電話のためだけに使われていた。無線でネットに接続するAirMacも、アップルで始まったばかりだ
。
その年の8月、ニューヨークのグリニッジビレッジのホテルの一室で、男の変死体が発見される。セックスの最中だったのか、男はベッドに全裸で仰向けになっていて、気管を潰されて絞殺されている。同様の事件は3件目である。事件がニュージャージー州からニューヨーク州に州を跨いだために、FBIのニューヨーク支局に勤めるマーゴット・リーン捜査官が、一連の事件を担当することになった。彼女には、後に『電子捜査の祖』と称されるアダム・マッケイという捜査のパートナーがいる。
被害者となった男たちは、どれもがウォール街にある一流の投資銀行や証券会社で大儲けしていた優秀なトレーダーたちで、彼らは必ずその日の午後に、自分の口座を解約して大金を現金にして下ろしている。やがて、事件の度に色と形の違うウィッグを着けて印象を変えている娼婦が容疑者として浮かぶ。
一方、ウォール街にあるブロードウェイとの交差点では、無差別狙撃事件が起きた。NYPDの重大犯罪課のマーク・ヨハンセン刑事とジミー・ジャクソン刑事が捜査にあたり、狙撃場所がトリニティ教会の塔の上であることを突き止める。残された薬莢は17個、銃撃での犠牲者も17名、射撃の精度は百発百中である。
CSIの働きによって薬莢にあった部分指紋が照合されて、狙撃犯がユーゴスラビアのコソボ紛争で負傷した、海兵隊員のエリック・キャンベル上等兵であることが内定する。
その年のニューヨークの周辺には、インターネットの普及に伴って、所々で過電流が生じて、不可解な電磁波が飛び交っていた。街には、それを感じ取る者たちがいる。
尚、この作品は、電脳麻薬がどのように作られたかを記す、2028年のパリを舞台にした「PARIS THE STARDUST (星屑のパリ)」の前日譚である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-12 07:00:00
238379文字
会話率:10%
作:ケイ・ブルー(Kay Blue)
女性向け
完結済
N9244HO
ハート家シリーズ第3弾!
ハート家6人きょうだいの末っ子、三男坊のエスターは、カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)に通う大学生。おぼろげながら将来はホテル業を手伝いたいと、経営学を専攻している。美形でおおらかな性格の彼は家族にかわいがられ、学校でも人気者だが、子どものころは病弱で大手術を乗り越えたという過去があった。
2年目がスタートする9月のある日、かつて同じプライベートスクールに通っていたアナスタシア・シチェルヴァコヴァと再会する。しかし同級生だったはずの彼女はす
でに3学年上のメディカルスクール(大学院相当)に進学し、見た目は別人、名前も変わっていてエスターはまったく気がつかない。8年前はわずかな接点しかなかったふたり(&もふもふ)が急接近する、運命の1週間――。
ケイ・ブルー(Kay Blue)作、全24話。
※この作品はハート家オムニバスの1編です。
2022年1月:アマンダ・ウッドワード作『南の海に抱かれて ― Into the Turquoise Blue Ocean ―』
2022年3月:エマ・リッチフィールド『名画のようにパリで恋して ― Fall in Love in Paris ―』
※この作品は「カクヨム」にも掲載しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-17 20:23:26
57125文字
会話率:22%
作:エマ・リッチフィールド(Emma Richfield)
女性向け
完結済
N6555HN
ふたりの恋物語は最悪な第一印象から始まった! いまや全米トップクラスを誇るまでに成長した〈ザ・ハート ホテル&リゾーツ〉。代表者エドワード・ハートとその妻エリザベス、ふたりが初めて出会ったのは若き日のパリだった。旅先でトラブルに巻き込まれたエドワード(エド)、ロマの子どもを一喝し、彼を救ったエリザベス(ベス)は、初対面こそ最悪だったが、その後偶然に再会する。はじめからベスが気になっているエドだが、自主独立を重んじるテキサスの大牧場一家に育ったベスには、そんな彼のやさしさはなか
なか通じない。思いがけず、あるたくらみを耳にしてしまったエドは、ベスを窮地から救おうと決心する……。ハート家両親の若き日の恋を描いた物語「パリ編」。初々しい恋がはじまります!
エマ・リッチフィールド(Emma Richfield)作、全25話。
※この作品はハート家オムニバスの1編です。同シリーズでは2022年1月にアマンダ・ウッドワード作『南の海に抱かれて ― Into the Turquoise Blue Ocean ―』が公開されています
※この作品は「カクヨム」にも掲載しています
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-13 00:00:00
43373文字
会話率:48%
作:TOKI-HIROHIKO
ミッドナイトノベルズ
完結済
N1973GN
春のある日、セーヌの下流側に位置するビル・アケム橋の下で、実験の最中に絶命した実験体の男が水死体となって発見される。水死体は眼球と舌が取り除かれていて、検視ではさらに内耳と鼻腔内の感覚細胞が切除されていることが分かる。加えて奇妙なのは、セックスの最中についたとしか思えない爪痕が男の背中には残っていて、遺体の表情が極めて幸福そうに笑っていることだ。セーヌで見付かった類似の水死体は二件目である。
待ち合わせの場所であるフォーブル・サントノーレのコーエのオフィスでは、TKOのパ
ートナーになるべくシャロン・シャノンというアメリカ女が待ち受けていた。
コーエが求めたDNAの検査によって、CIAの工作員であるシャロンは、ペンタゴンの生化学研究所で遺伝子操作して産み出された試験管ベビーであることが分かり、TKOは、敵の力を得るために敵の肉を食すという中央ペルーのカンパ・インディアンと同様の遺伝子を持って、攻撃性を司る十五の遺伝子をすべて持ち合わせていることが分かった。彼らはどちらも心に深い闇を持ち、心に満たされない空洞を持つ。コーエは今回の捜査には、そうした二人が最適と考えたのだ。
コーエからの依頼の内容は、指定した研究所で脳科学の検査を定期的に受けるのを義務として、プログラムに従って、映像に残った謎めいた老人を捜し出すことだ。それ以外に具体的な説明は無い。コーエがユングやフロイトの研究を引用したことが、なおさら捜査の具体性を欠如させた。
そんな二人を、夢と現実の世界を行き来する「ルーナシィ」と呼ばれる秘密めいた一族の男女が監視している。第一のプログラムは、オルセー美術館内に展示されているアンリ・ルソーの「蛇使いの女」という油絵だ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-20 08:40:56
243577文字
会話率:31%
『きらきらひかる』の Paris 編。一部、他サイト"Lang-8" にも掲載中。
最終更新:2013-11-18 23:38:41
32996文字
会話率:26%
当初は、外国語を学ぶ人に向けて書いたエッチ小説でした。
当時のParis の様子を書いているうちに、東京で生きていた若者の話になってしまいました。現在、巷では1980年代の音楽やアーティストや文化がもてはやされていますが、気が付いたらまさに1980年代にかぶっていました。
輝かしい「バブル時代」と、今では懐かしむ声も多いですが、実際、世間がメディアで謳いだすまでは意識もしていませんでした。その頃の都内の遊び場にたまたま有名人がいた、という感じだけです。物語の合間に、渋谷Liv
e-inn や日比谷野外音楽堂、新宿ACB、新宿ロフト等の名前が出てきます。でも、それらはこの物語の中でそれほど重要な意味をなしていません。ただ単に、若者が生きていた時代と一緒に存在していたという程度のものです。(この物語は暴露本といった種のものではありませんので、その種の書き物を期待されている方には大変物足りないものとなっています。)しかし、多少の興味があって当時を見知っている方々になら懐かしいと思っていただけるかもしれません。
*尚、他サイト "Lang-8" にて、本投稿一部を載せています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-11-02 09:23:56
23993文字
会話率:30%
検索結果:7 件
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