その日は確かに変な日だった。……くらいにしか思っていなかった。
だって相多くんだよ?高校中、ううん、都内近所中で超有名人の彼だよ。なにがどうなって私なの。どう考えても無理でしょう、フィクションでしょう。笑え……ないです。
「はい」と言ってしまったばかりに、人生根こそぎ蜂蜜の濁流に落とされ浸かって抜け出せなくなった頑固一辺倒な女の子と、すっからかんの心へ気付かぬ間に待ったなしで蜂蜜をぶっ込まれ続け遂に溢れ出たタラシ男の、溺だったり偏だったり狂だったりする愛のおはなし。
Riptide 'n Honey―
She doesn't know that I've sunken into a big riptide made by honey.
※全編R18ですが著しい場合◇=R15 ◆=R18 ※=社R と表記しています。
☆一迅社さまメリッサより、6章までを改稿し書籍化しています。折りたたむ>>続きをよむ