過去の闇に囚われ続ける颯葵(さつき)は交通事故に巻き込まれてしまい、意識を失う。次に目が覚めた時、颯葵は数千年後の人類が衰退した世界に居た。そこは「核の冬」を迎えて 千年後の世界だった。その世界は、被爆したことで生殖能力が激減した人類に成り代わるようにして生まれた、「クラリーレン DNA 」を持った生き物たちが栄華を極めていた。
颯葵は獣に襲われていたところを助けられ、亜人のヴィルヘルムに保護される。ヒト科のブリーダーでもあるヴィルヘルムの手で調教され、淫蕩に溺れていく颯葵。しかし、ヴィルヘルムの遠縁であるシャハルに再び出会ったことで従来の自我を取り戻した颯葵は欲望と理性のはざまで苦悶することになる。折りたたむ>>続きをよむ