このまま生きる意味があるのか。一瞬の迷いでトラックに轢かれるが一命を取り留め、運転手に海に投げ捨てられ溺死。
空間の狭間に閉じ込められて孤独を知り、罰を飲んで転生した。でも、そこでは私は男になっていた。
いきなり出会った綺麗な男に殺されかけ
け……。
同じ転生した女の子との出会い、王宮騎士、精霊、そして、魔王。さまざまな縁が繋がる。突きつけられる試練の数々。
悪魔とか、妖精とか、稀人とか知らないけど、僕はどうやって生きてけばいいんですか?
次々に訪れる災難にネガティブモード全開な男(もとは女)が、異世界を回る。転生もの。女→男。BL。男女の絡みあり。異世界。性描写あり。
*2017.1.9 全話再編集
話の内容を主人公主体に変えました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-09-07 02:39:27
118198文字
会話率:33%
二〇〇〇年一月。早瀬修一は仲間とともに「白馬八方尾根スキー場」で楽しい二日間を過ごし帰京した。
しかしその日を境に、仲間を巻き込んだ不可解な殺人事件が続発する。
修一の親友である古賀真の父親が撲殺され、更にその翌日、今度は真が溺死体で発見
されたのだ。
親友の真が殺されたことで、修一と後輩の亮太は事件の真相を追い始める。
数日後、真の葬儀のために帰省した博多で、修一は仲間の一人「和香子」の意外な秘密を知ることになる。昔和香子の恋人だった修一は、彼女のあまりにも悲惨な過去に翻弄されていく。
しばらくすると、真の父親殺しの犯人が判明した。その犯人は、なんと息子の真だったのだ。それによって事件の真相は更に混迷を深める。
ところがある日、亮太が真の死の謎を解くために仮説を立て、それを立証してみせたのだ。それは、和香子が犯人の一人だという仮説だった。
しかしその説を認めようとしない修一に、更なる事件が追い打ちをかける。和香子の上司である大成が惨殺されたのだ。
解明されない二つの事件の陰に見え隠れする和香子。修一は絶望の中で自分に問いかけた。「やはり和香子が犯人なのか・・・・・・」
真の無念を晴らすために、ただひたすら和香子の過去を探り続ける修一の前で、しだいに明かされていく、真と和香子の繋がり。
博多の町で別々に育てられた真と和香子。実は二人は兄妹だったのだ。
祖父が隠し続けた二人の出生の秘密とは・・・・・・。
くすぶり続ける和香子への思いに揺れながら、修一はついに事件の真相を暴き出したのだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-03-31 19:58:00
43158文字
会話率:41%