■僕、雪屋 廻は、カメラマンを目指していた。高校の同級生、夜野つぼみに軽い気持ちで写真のモデルをお願いしたはいいものの、僕はレンズの向こうに立つ夜野に惹かれてしまう。けれどそれは、夜野の方も同じだったみたいで……。
────今日は、初めて
のことばかりです。
愛されたい君と、君を撮りたい僕。
僕らには譲れない夢があって、だからこそ僕らは特別な関係を結ぶことにした。
清楚な優等生が悪い子だってことを、僕だけが知っている。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-07 20:00:00
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会話率:33%