異世界召喚。
聖女。
ネット小説などでよくある話し。
オタクの千波夜(チハヤ)はそう言うものを好んで読んでいた。
だが自分がそうなりたいとは思ってはいなかった。
しかし、幼稚園からの幼馴染の舞(マイ)が帰国途中に異世界召喚されそうになる。
本来ならココで異世界に行くのは舞だけだった。
なのに舞は千波夜の腕を掴んで光る召喚陣の方へと引っ張り込んだ。
そのせいで千波夜は異世界召喚に巻き込まれた。
そして聖女”じゃないほう”の千波夜は舞にもたらされる悪意のワリを食らって不幸に見舞われる。
いつだって優遇されるのはヒロインだけ。
モブの千波夜には誰も見向きもしない。
何の能力も持たない千波夜は帰る事も逃げる事も出来ず、舞の隣に立ち続けるしかないのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-12 16:47:54
2472文字
会話率:21%