登場人物
紫法院 零……本編のヒロイン。年齢14歳。美少女退魔師。名門紫法院家のなかでも傑出した才能の持ち主。薙刀と呪法が得意。幼さの残る顔とギャップのある豊満な身体つきをしている。
妖魔疣蛙……本編の黒幕。下級妖魔だが、悪知恵が働く。
些細な事件で零をおびき出し、人質を使って零に武装解除させ妖魔の巣へ捕縛して連れ込んだ。
その他妖魔……疣蛙の部下の妖魔たち。全部で二十数体居る。ナメクジ人間型、大蛭型、ミミズ型、蛸型、ヒトデ型、ウミウシ型、魚人型、クラゲ型など水棲タイプばかり。
妖蟲……微力ながら妖力を持った蟲。ナメクジ、蛭、百足、ゲジゲジ、蜘蛛、蛆型など多種多様。戦闘能力はほとんど無いが、数が多く繁殖力は旺盛である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-11-22 19:43:20
106256文字
会話率:25%
経済発展目の覚しいShanghaiには、世界中から欲望に塗れた金が流れ込み、人心を惑わしていた。
その結果、光の当る部分と影の部分が生まれ、その濃淡は近年益々激しくなっている。
人間の果てしない欲望は、漆黒の闇をどんどん広げていた。
或る日、黄浦江を眼下に見下ろすマンションの一室で、男女二つの遺体が発見された。
ひとりは日系企業の総経理(社長)松田幸夫、もうひとりはカラオケの小姐(女性従業員)の氾莉(ファン・リー)だった。
松田の妻子とともに学生時代からの友人野村茂夫が、遺体を引き取りに来た。
状況を聞いた野村は、自殺ということに疑問を持った。
野村は休暇を使って、真相究明にShanghaiへやって来た。
与えられた時間は二週間。
松田と氾を殺害した殺し屋グループは、日本の黒幕の指示を受けて、野村に襲い掛かったが、織田の機転で逆に取り押さえられる嵌めになる。
日本の黒幕連中は、松田と氾の殺害の首謀者でありながら、巧みに罪を逃れたかに見えた、が……。
中国における食品Camouflag(偽装)に端を発し、日本にも飛び火、未曾有の事件へと発展する。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-11-05 06:00:00
118533文字
会話率:44%