商都・蔡蘭。武技に秀でた国々に囲まれた小国でありながら、戦火に巻き込まれることなく繁栄を貪る平和の国。しかしその栄華の裏には、はかり知れない力を持つ神と交わされた約束があった。
――毎年ひとり、贄を捧げよ。
そして、美しい少年がひとり。また
生贄となる。
※愛はない。
※サイトからの転載。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-05-10 21:48:36
9506文字
会話率:18%
三年前に始まった『ドンパチ』のため、いわゆる軍需産業の発展で工業都市である陽の街は活発化している。人口二十万足らずだった中小都市が今では要塞基地として目をつけられ、最新コンピュータを搭載した無人兵器の建造で、突然軍港と化してしまったのだ。し
かし、陽たちにはまるで“テレビゲーム戦争”としか感じられなかった。 梅雨の来ない、異常気象の続く暑い日々。陽と二人で暮らす祖父は、陽の変化にいち早く気づき、「夏」に食われないようにと忠告する。だがその頃戦火は着実に陽たちの街に迫りつつあった…。4人の高校生が体験した終末の黙示録。視点が変わります。エロは少ないです(*のある章に18禁表現があります)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-11-30 03:22:08
57044文字
会話率:45%