寿は山の麓の小さな庵で慎ましく暮らしていた。豪雨の夜、若い男性が一夜の宿を求めてやってきて寿は快く受け入れたのだが、実は男性がこの大国を治める王であることが分かり驚く。しかも王が求めたのは宿だけではなくて…。もし断れば殺されるかもしれない、
生き抜くことが自分の責務だと思っていた寿はただ受け入れるしかなかった。一夜限りかと思いきやそれから頻繁にやって来るようになる。
恐ろしさに支配され王の深い愛に気づけなかった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-08-29 02:00:00
232910文字
会話率:23%
豪雨の夜に暴行を受けた結城美知は自分の隠された恋心に気づき、同時に一種のマゾヒストであることを吉川祐樹に知られてしまう。吉川は彼女の性癖をきっかけとして美知に対する多大な興味、好意、そして執着が育つのを感じる。
二人の関係は年度は違うが同じ
高校の卒業生。同じ職場で同じチームの同僚。
幼児体験が元で男性不信となった美知と歪んだ性格の吉川の間に育つ恋愛を綴っていきます。
※一部過激な性描写と暴力描写を含む箇所があるのでご注意下さい。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-05-01 12:54:48
117698文字
会話率:49%
春の日曜の公園で、春雷と豪雨に見舞われる桐也。飛び込んだコンビニで幼なじみの土谷と再会するのだが。青春の思い出は甘く、現実は苦い。続編【濁流の章】連載開始しました。 ※この話が最初の章になります。他の章は目次ページ下部のサイトバナーからどう
ぞ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-03-14 10:30:32
27318文字
会話率:26%