キャリア官僚の武(タケル)は早朝の散歩中に海岸で謎めいた光に遭遇して失神し、異次元空間に浮かぶ宇宙船―夢幻館に拉致される。そこで拘束された状態で、ヒミカという女に淫液を飲まされ、精液を吸い取られる。
ヒミカの話によると、ヒミカの母星ビーナス
では、その昔横暴な君主が支配する女性蔑視の男性社会であったが、女性科学者が密かに研究していた女性用強壮剤の実用効果により、男性は徐々にフェミニスト化し、社会は女性上位社会へと大きく変貌を遂げ、今では女帝が支配しており、男性家畜化法の施行により男性はすべて女性の慰み者にされているという。
その強壮剤を服用した女性の淫液を飲まされた男性は、すべてフェミニスト化し、そのうち白人系、黒人系の男性は勃起不全になるが、どういう訳かヤポン島に住むヤポン人は、逆に異常な勃起効果を発揮し、その精液を女性が飲むと、精力、体力も増加し、美容効果もあることが判ったというのだ。
そのためヤポン人は、オスと称され、性行為の相手、子作りの相手として酷使されるので、数が不足し、ビーナス星ではオスの奪い合いで社会不安まで起こしている。
この宇宙にビーナス星と自然環境も生態系もそっくりの地球という惑星のあることが判り、そこにヤポン島に該当する島のあることが判り、ヒミカ達は女帝に命じられ、そこのオス狩りに来たのだという。
武はヒミカによって、フェミニスト化されたのだ。
武は館の中で、ビーナス星社会の様々な実態を体験するが、館長はじめ上級ビーナス人の酷使によって、廃人同様のところを、武を愛するヒミカによって助けられ、ヒミカの操縦する小型時空間移動艇によって、館から逃走し、地球への帰還を試みる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-10-24 18:12:07
24740文字
会話率:19%
自分の母親・奈津子を守りきれなかったショックから春彦は母親に異常なまでの愛情を感じるようになるが、その愛情は次第にネジれ、いつしか春彦は母親を家畜のように扱うようになる。そして、母親の肉体を肉の鎖で繋ぎ止めることに・・・。
最終更新:2009-01-28 00:05:20
32794文字
会話率:55%