自然ロマンスシリーズ第2段。業界最高峰の広告代理店本社で働くトップ営業マンの井川は、結果主義でどこまでもドライ。そんな井川が密かに執着し、信仰の域に達するほど愛おしく思うのは、一見野暮ったさが残るセンス抜群のデザイナーである後輩三木。なんと
三木が、今夜満月を一緒に眺めませんかと誘って来た。俺に月の良さをプレゼンしてみろと三木に軽口を叩くところから今夜の物語が始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-10-08 20:06:42
3156文字
会話率:59%
わたしには好きなひとがいる。
髪は野暮ったいし、寝ぐせだってたまについてる。丸まった背中は猫背気味だし、外に出ないから色白で痩せててもやしみたい。
全然格好よくない。おじさん一歩手前の、よれよれのお兄さんだ。
それなのに、万年筆をす
らすらと走らせる横顔を見ていると吸い込まれてしまいそうになる。
好き――そのたった一言を、わたしはいつになったら伝えることができるんだろう。
※ご近所の小説家に恋してアタックしてる女子大生のお話です。
※以前掲載していた作品を再投稿しました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-02-25 18:08:58
67734文字
会話率:42%
都会の生活に憧れて、実家から遠い大学を受験し、見事合格を果たした高橋八重子。
これから、都会の人間として、オシャレに過ごすと意気込んでいたのだが、入学式を終えて一週間もすると、自分の野暮ったさに気付いてしまった。
そんな八重子のはじめ
ての大学での友達、戸辺美優は読者モデルのようなオシャレ女子。どうして、こんなに“都会”な彼女が、野暮ったい自分と友達になってくれたんだろう。
不思議に思っていた八重子に、美優が言う。
「男、なんだ」
【メクる】にも掲載しました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-05-20 20:00:00
42671文字
会話率:46%
清廉潔白な兄と野暮ったい妹。半分だけ血の繋がった兄妹は、兄の歪んだ愛でその形を変える―― ※一応悪夢の果て関連作品です。本編とは全く関係がないので、短編でUpしました。此れ単体でお話として成り立っております。作品未読の方もどうぞ。
最終更新:2013-06-20 13:42:51
7027文字
会話率:22%